ステルス機を彷彿とさせる美形の機体Su-27を鑑賞
こんにちは。
今回はMig29に続きソ連の戦闘機シリーズです。
ソ連にはミグ設計局とスホーイ設計局と2大設計局があるのですが、その内のスホーイについて解説していきます。
今はミグ系はロシアやインドではあまり使われておらず、基本的にはSu系です。
目次
1.Su-27の概要
20世紀のソ連を代表為る機体であるSu27はアメリカのF15を仮想敵として作られた機体です。
当時のソ連のMIG戦闘機は西側に大きく遅れをとっており、開発と早く進めなければならない状況でした。
Su-27は1984年にソビエト空軍に就役。主な役割はアメリカ爆撃機に対する長距離防空、空母からのソ連沿岸の保護、ツポレフ系などのソ連重爆撃機の長距離戦闘機護衛飛行。
Su-27の設計には、いくつかの関連する発展型があります。
Su-30は、全天候型、空対空および空対地深部阻止任務のための2人乗りデュアルロール戦闘機です。Su-33(フランカーD)は、空母で使用するための迎撃戦闘機であります。さらに、サイドバイサイド型の2人乗りSu-34、攻撃/戦闘爆撃機型や、Su-35、改良型制空・マルチロール戦闘機型など。
また、Su-27は長大な航続距離とミサイル搭載能力も持ち合わせている。増槽なしで機内燃料のみでミサイルを10t程度積むことができ、4,000km近く飛行を行うことが可能です。
機関砲については、30mm機関砲を1門(150発の弾薬搭載)、右舷LERX上面の付け根部分に装備して居ます。また、外付けでロケット弾、ミサイル、各種爆弾を装備しています。
ちなみにLERXとは、簡単に説明すると飛行機の機首の所についているフィンの様なものです。
また、Su-27が搭載する空対空ミサイルには、セミアクティブ・レーダー・ホーミング機能を持つ全方位型中距離ミサイルのR-27R1と赤外線ホーミング機能を持ち射程500mから60kmのR-27T1(短距離で接近戦向き)、および赤外線ホーミング機能を持つ全方位型の接近戦空対空ミサイルR-73E 、射程300mから20kmのものが含まれます。
Su-27SKは、AL-31Fターボファンエンジンを2基搭載しており、2つのエアインテークを搭載しています。
また、高熱に耐えるためにエンジンの高音部はチタン合金で作られています。
上記が簡単な概要です。
2.Su-27の特殊技術
2-1.コブラと西側への対抗
Su 27の技術には当時のソ連の最新技術が次々と盛り込まれました。
理由としては上記に書いた通り、西側諸国に対抗することが最優先だったからです。
一番見慣れない技術として「コブラ」と呼ばれるものがありますが、それを少し紹介したいと思います。
コブラの概要を簡単に説明すると、進行方向や速度をほとんど変更せずに、機体を90度近く傾けて走行する技術です。
実際これがあった所で何になるんだとお思いのそこの貴方。
何にもなりません。実際これはただのパフォーマンス用に作られた、機体の性能をアピールするために作られたのだと考えます。
東側は西側に追いつくのに精一杯ですから、こんな機能が生まれた様です。(F15にもありますが笑)
2-2.クルビット飛行
クルビット飛行はコブラと違い、一回転します。
コブラの場合機体を垂直に向けながら、機体を制御して居ますが
クルビット飛行になると話は別です。
クルビットではその場で停止しながら一回転できるので、空中戦では非常に撃墜されにくいです。
西側の戦闘機にも良さはありますが、ソ連製戦闘機は全く予想がつかないトリッキーな機能を持っているので、個人的には面白みを感じます。
では今日はこの辺で。
と言いたい所ですが、ウクライナ関連のニュースで興味深いものを見つけました。
また今度ウクライナやロシアの関係についても取り上げようと考えています。
(今ホットな話題なので、PVも集まりそう)
とりあえずカッコ内の言葉は無視して頂いて、、、
ありがとうございました。