ロシアは何故ウクライナに侵攻?ウクライナ侵攻を軍事的観点から紐解く
こんにちは。
今回はロシアがウクライナに侵攻した理由を軍事的観点から紐解いていこうと思います。
普段は軍事だけでなく、政治的観点からも解説していますが、軍事と政治を分けて考える事で今回のウクライナ問題の全貌が見えてきます。そして、プーチンが何を考えているかが一瞬にして解ります。
きっとプーチンは今頃ソ連を再建しようと躍起になっているのでしょうが、それは中々難しそうです。他国から領土を掠め取る様な野蛮な国家(中国の尖閣諸島、韓国の竹島より悪質)なので、相手を掠め取る前に自国の経済が掠め取られて終わるでしょうと思いますがね。笑
と言う茶番は置いておいて、ロシア経済が何故韓国以下なのか((
すみません。間違えました。
(でも実際ロシア経済は韓国以下なのです。)
何故ロシアがここまで焦っているのか、またその必要性についても迫って行こうと思います。
NATOの東方拡大
ウクライナ問題を偏見一切なしで論じる上で最も重要な問題が「NATO(北大西洋条約機構)の東方拡大」です。
NATOはソ連崩壊の時10数カ国だったのが、急に30カ国まで増加。ロシアを襲う1つの脅威とはなっていますが、東方不拡大に関する「書面上の合意」がロシアとの間であったわけではありません。
この辺りに関しては
こちらの記事をご覧下さい。
ポーランド内での米国によるTHAADミサイル配備問題
そもそもTHAADミサイルとは何か?
THAADミサイルとはアメリカ陸軍開発の、従来のPAC3の様に弾道ミサイルの迎撃に使用される兵器です。
ミサイルが大気圏に突入し、目的地に向かって下降を開始した所で迎撃してミサイルを粉砕する役目があります。
何故PAC3ではいけないのか?
PAC3の場合、射程が短いことに問題があります。射程の短さ故、中長距離弾道ミサイルの迎撃が不可能。また、迎撃による地上への被害も大きいのです。
NATOの最前線であり、ロシアとウクライナを挟んで向かい合うポーランドにTHAADミサイルを配備する事でロシアに圧力を掛けたのだと考えられます。これに対してロシアは当然猛反発しました。
THAADミサイルの発射実験動画はこちらです↓↓
アメリカによるウクライナへの武器支援
バイデン政権はウクライナに対してジャベリンミサイル(対戦車ミサイル)を供給するなどして、ウクライナを支持しつつもNATOには加盟させないと言う微妙な立ち位置にいました。
しかしそれはロシアをウクライナ加盟の結論をいつまでも出せないと言うNATOの弱みに結果としてつけ込ませる事になりました。
ロシアの不凍港の獲得
これはロシアが日本の北方領土を奪った理由です。ロシアは寒すぎて、港なまともに機能しない為、昔から南下政策を取っていました。(一回英仏とクリミア戦争になった)
クリミア半島は黒海に面し、不凍港も獲得できるので、ロシアにとっては絶好の場所です。
また、ウクライナは親欧米政権である事から、ロシアはウクライナのNATO加盟について今までにない危機感を持っていました。ウクライナを武力でロシアに従わせる事で、ウクライナのNATO加盟を強制的に阻止する狙いがあったのではと思われます。
やはり沢山のサイトが同じ様な考察をしているっぽいですね。
ロシアがNATOと国境を接する
これが起きれば大変な事になります。ロシアはアメリカやNATOを本気にさせない様にNATO加盟国を攻撃せず、NATOも同じことをします。しかし、ロシアはNATOの過度な拡大を理由にして進攻するでしょう。勿論すぐにはしませんが、何年か準備をした後、一般部隊と後方から早めに精鋭部隊を出すと思われます。
ウクライナはこの大きな2つの組織と国家に挟まれています。ウクライナは何もしていないはずですが、日本より周りに恵まれていない様です。
そう言えば、インドも周りは中国、パキスタンと敵国ばかりで恵まれていない様です。
やはり、NATO加盟を辞退する意向の様です。これはこれで素晴らしい選択だと思います。
では今回のこの辺で。
ありがとうございました。